奈良民医連Q&A

Q1 民医連ってどういう団体なのでしょうか?
1 私たちの病院・診療所は全国すべての都道府県にあります
 民医連は、正式名称を「全日本民主医療機関連合会」といいます。戦後の飢餓と伝染病が蔓延するなか、献身的な医療従事者と地域の人々が力をあわせ、医療にめぐまれない人々のための「民主診療所」が各地につくられました。民医連はこれらの連合体として1953年に結成されました。それから約半世紀、地域の人々が切実にもとめる医療にとりくみ、人権をまもるために社会保障充実の運動をすすめ、災害救援、環境改善などの社会問題や戦争政策に反対する立場から平和の取り組みにも力を入れてきました。現在、152ヶ所の病院をはじめ、全国に1600ヶ所をこえる施設(診療所・薬局・訪問看護ステーションなど)をもち、3200人の医師・歯科医師を含む5万人の職員が働いています。
2 私たちは地域に密着した医療・福祉活動をすすめています
 民医連の医療の特徴は、地域に深く根をおろした医療を行っていることです。地域には赤ちゃんからお年より、様々な仕事に従事する人々が生活しています。患者さんの抱える病気は、暮らしや仕事や環境が密接に関わっています。私たちは、患者さんを主人公に慢性疾患・リハビリテーション・救急・往診・訪問看護を通して、患者さんの健康を生活の場からまもる医療を実践しています。
 私たちは「患者の立場にたって、親切で良い医療を行う」と掲げていますが(民医連綱領より)、このことはとても大切であり、とても難しいことです。しかし、今ほどこのことが求められているときはありません。私たちは患者さんの人権をまもり、新しい医学の成果を反映した充実した医療を追求しています。
3 私たちは各職種がその役割を発揮し、チーム医療をすすめています
 患者さんの病気を診断・治療し、社会復帰を実現させていくことは、医師の努力のみで出来ることではありません。医師を中心に、看護師、薬剤師・ソーシャルワーカーなどが相談しながら、各職種の専門性や持っている力を発揮して、一人一人の患者さんの生活を理解し、その人にあった治療・看護・介護・生活相談にあたります。私たちはこうしたチーム医療を「民主的集団医療」と呼んでいます。
4 私たちは医療・福祉・介護を受ける権利を広げる運動をしています
 お金のあるなしで差別をしない、いつでもどこでも誰でも必要な医療をうけることが出来る。これが医療の本来あるべき姿と私たちは考えています。私たちの病院で差額ベッド料金を徴収していないのはこうした考えがあるからです。
 また私たちは、それぞれの病院・診療所でより良い医療を目指すだけでなく、地域の人々と協力して、患者さんが健康で安全に暮らしていける医療制度へと改善する運動を展開しています。
5 私たちの病院は地域の人々に支えられ、民主的に運営する医療機関です
 私たちの病院・診療所は地域の人々の「安心してかかれる病院が欲しい」という思いから出発し、支えられてきました。医療生協の組合員や病院・診療所の友の会会員など、民医連のサポーターとも言うべき人々はいまや全国で350万人近くにのぼります。その人たちと一緒に、診療活動・医師の研修・健康まつりなどの催し物、あるいは、病名告知やカルテ開示などこれからの医療がどうあるべきかということについて話し合い、力を合わせて運営しています。
6 民医連の卒後研修―基本的診療能力の獲得を目指して
 私たちの病院・診療所のある地域すべてが研修のフィールドです。
 民医連に加盟する病院・診療所では、毎年百数十人の新卒医師を受け入れ、地域に近い医療機関という特色を生かしたプライマリ・ケアを重視した研修を実施しています。
 基幹型研修病院である土庫病院を中心にしながら、今後もこれまでの実績を生かし、中小病院・診療所やすべての施設、近畿地域の各府県の民医連の院所が、それぞれの長所を発揮し協力して患者さん・地域から求められる医師養成を行っていきます。

Q2 奈良の民医連にはどんな特徴があるのでしょうか?
 奈良民医連は、奈良市の吉田病院を中心とする医療法人平和会、おかたに病院を中心とする医療法人岡谷会、大和高田市の土庫病院を中心とする特定医療法人健生会、奈良市の特別養護老人ホーム「こがねの里」の社会福祉法人秋篠茜会、薬局法人などの施設が加盟しています。現在、3病院・17診療所・2老人保健施設、1特別養護老人ホーム、7訪問看護ステーション・10保険薬局・3メディカルサービス法人他、ホームヘルプステーション、在宅介護支援センター、地域包括支援センター、デイサービスセンターなどで、常勤職員は、約1200人となっています。
 1953年戦前の無産者診療所の運動の精神を受け継ぎ、全日本民医連の結成とともに奈良民医連も結成されました。50年を超える歴史の特徴は、患者の立場に立った親切でよい医療、基本的人権としての医療をめざして日常の医療活動やさまざまな運動を進めてきました。
 結成の当時からすべての人々に無差別・平等の医療を追求してきました。また、社会保障のたたかいに積極的にとりくみ、朝日訴訟、小児マヒ撲滅、森永砒素ミルク問題解決、香芝低周波公害闘争、救命救急体制の確立など多くの成果を勝ち取ってきました。
 今日、医療とともに福祉・介護も患者・地域住民とともにとりくみ、保健・医療・福祉のネットワークづくりと安心して住みつづけられるまちづくりをめざしています。

     
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